カモ

お茶を通じて家庭や社会を豊かに。ライフスタイルに合わせた働き方を模索し、柔軟に変化し続ける丸八製茶場の今とは。

石川旅行のお土産品として多くの方から選ばれる加賀棒茶。株式会社丸八製茶場は、かつて天皇に加賀棒茶を献上した歴史を持ち、「石川といえば加賀棒茶」のイメージを世の中に広めている日本茶のリーディングカンパニーです。梅や松などが描かれた可愛らしいイラストのパッケージはご存知の方も多いのではないでしょうか。今回は、丸八製茶場の変革の歴史を知る取締役の丸谷朱美さんに、働き方の移り変わりや従業員の暮らしを支える想いについてインタビューさせていただきました。

Q1:丸谷さんのご経歴と会社にについて教えてください。

石川県小松市の出身です。短大卒業後に、地元の新聞社で就職し、22歳で結婚しました。夫は丸八製茶場の五代目で、嫁いだ当時は78歳の三代目が、四代目の父と社長交代をしたところでした。そして今は息子が六代目として社長をやっておりますので、私は代々会社の歴史や変化を近くで見てきた人間の一人だと思います。最初は、従業員も少なくいわゆる家業という感じでしたので、お茶の袋詰めもしました。また、夫と一緒にスーパーの早朝特売や東京のデパートの物産展にも行きました。夜行列車で行きました。懐かしい思い出です。今では、会社の事業方針も大きく変わり、それに伴って従業員の働き方もどんどん変化しているように思います。

Q2:働き方の変化について教えてください。

まず、労働時間を8時間から7時間に短縮しています。給料は変わりません。以前から労働時間の短縮はずっと挑戦したいと思っており、感染症拡大による社会の急激な変化も相まって、今年思い切って実行に踏み切ることにしました。これまで8時間で取り組んでいた仕事を、みんなで知恵を出し合って7時間で終わらせるようにすることで、業務の効率化やプライベート時間の充実を目指しています。朝8時に始業する部署などは、16時に仕事が終わることになります。自分や家族との時間が増えることで、従業員一人ひとりの暮らしが充実したものになればいいなと思っています。

Q3:結婚・子育て世代に対する支援はありますか?

労働基準法に則って、産前産後のお休みはもちろんありますし、育休制度も基本は1年間ですが、本人の希望があれば1年半まで伸ばすことができます。お子さんが小学校にあがるまでは、時短勤務としています。出勤時間も保育園の送迎に合わせて、本人の希望を伺いながら柔軟に対応しています。また男女関係なく、有給休暇とは別に特別休暇を5日間設けています。これはお子さんの体調が急に悪くなった時などに使って欲しいという想いから生まれました。社内では今、常に1-2人が産休・育休を取得している状況ですので、小さいお子さんがいてもスムーズに復職ができ、また継続して働けるような仕組みを整えています。

Q4:社内間の交流や、大切にしていることはありますか?

特に婚活のための取り組みは行っていませんが、社内のコミュニケーションは大切にしています。当社は直営店が5店舗あり、東京にもお店を出していますので、距離がある分、Zoomやインターネットを用いて情報交換の機会を設けたり、東京のスタッフには研修で加賀に来てもらったりと、社内間の風通しがよくなる工夫をしています。また、地域に根付き、お茶文化を伝え広める企業として、ふるさと検定と日本茶インストラクターの資格取得を応援しています。受講費は会社が負担しますし、日本茶インストラクターに合格した場合には資格手当がつきます。自分が頑張って身につけたスキルや学びは、誰にも奪えないですし、将来の財産になると思いますので、前向きに取り組んで欲しいなと思っています。

最後に、結婚子育て世代へメッセージをお願いします。

時代が変わり、家庭や家族の形も様々ですが、いつの時代も家庭というのは暖かく居心地の良い場所であって欲しいと願っています。そして暮らしの中で、口に入れるもの、体に入れるものはとても重要です。ほっと心を休めたい時、そして家族団欒の時に、皆さんのそばにお茶があったならとても嬉しいです。
私も結婚して47年が経ちました。結婚の決め手は思い切りと覚悟だと思います。結婚は長期戦ですので、長い時間をかけて、お互いのことを話し合いながら、時に問題が起きた時にもその状況を自分が受け入れて、そして解決に向かって歩んでいって欲しいなと思っています。

加賀商工会議所 婚活プロジェクト

加賀商工会議所では、平成21年度から、会員事業所が抱える跡継ぎ問題や従業員の未婚について、更には、会員満足度の向上や地域の活性化対策も目的として婚活事業を開始しました。
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